日曜担当の岩井です。昨夜(4/15)は寒かったです。深夜に友人宅からの帰途、雨が降ってきたので車のフロントガラスのワイパーを使ったら、シャリシャリ音がしてました。凍ってたみたいですよ。

さて、30歳にして歯科技工士として働くことになったと、前回語ったわけですが、それまでは何をやっていたのか…。今回はその辺をわかりやすく語らせてもらいます。
大学を卒業後1997年より社会人として公的機関に就職することになりましたが、その職務というのが行政発掘というものです。あまり聞き慣れない言葉ですが簡単にいうと、地方自治体が遺跡の発掘を行うということです。
例えば、大きいショッピングモールの建設が計画されるなどすると、文化財保護法を理由に発掘調査が行われます。そこから何が出てくるのか。最も多いものは1000年以上前の人々の営みの痕跡である住居跡です。台所(かまど)はもちろん、食器(土器)などが出てきます。
それらを慎重に発掘して、その状況を詳細に測量し図面に記録。写真を撮った後、出土したお宝を持ち帰り、事務所でその遺跡の意味合いなどを考察し報告書を作成する…。それらが一連の仕事です。
ちなみに、出てきたお宝はちゃんと警察に届けるんですよ。