週に3回、矯正治療に関する記事を投稿しはじめています。

皆様に少しでも矯正治療を身近に感じて頂けましたら幸いです。

さて、矯正をする時に歯に装着する装置=ブラケット
ですが、実はクリニックによって、同じクリニックでも
患者さんによって装置が違う事があります。

矯正歯科で働く歯科衛生士なので、外出先でもつい
装置を付けている店員さんなどには声をかけてしまいます。

クリアティーSLを付けてる!と思ったら、クリニックの患者さんだった
なんて事もあります。

さて、下の写真の装置ですが、JETsystemを行う患者さんには
装着しません。
色が白くて綺麗だけどなぜ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
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よ〜くご覧頂くと、装置1つ1つが細いワイヤーで縛られているのが
お分かりになりますか?これは結紮線というもので、
装置の構造上、ワイヤーを装置自身で保持することが出来ないため
結紮線で歯を並べるワイヤーを固定する必要があるのです。

結紮線を使用せず、カラフルなゴムで1つ1つ留めるクリニックもあります。

次に下の写真の装置は、クリアティーSLと同じくパッシブセルフライゲーション
という種類に分類される装置です。
上の装置と大きく異なる点は、色、、、もそうですが構造が全く違うのです。
よ〜くご覧頂いても、上の装置の様な結紮線は見えないと思います。
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パッシブセルフライゲーションブラケットは、
装置自体でワイヤーを保持する事が可能なのです。

この違いが、実は装置を付けたときの痛みや動きに影響します。

*・゜゚・歯科衛生士 小倉真衣*:.。..。.:*・゜